昨年から始まったウッドショック。
輸入材に頼り続けてきた日本の建設業界に大きな打撃を与え続けています。
ただ一時期に比べると、材料が全く手に入らないというようなことはムクヤホームではありませんし、工期が大幅に遅れるといった心配もありません。
しかし金額については、原価自体が大幅に上がった分、ここからすぐにウッドショック前の金額に戻るということはないと考えています。
今回はそんなウッドショック時代の家づくりについて考えていきたいと思います。
■そもそもウッドショックって何?
そもそもウッドショックとは何なのでしょうか。
それは、木材の需要が高まったことで供給が追いつかなくなり、木材の仕入れ価格が高騰していることです。
ことの発端は新型コロナウイルス。
ステイホームの時間が増えたことで世界的に住まいの環境が見直され始め、アメリカを中心に新築の需要が増加したのです。
アメリカは国内で需要が高まった為、他国への木材輸出を制限し始めました。
輸入材が手に入らなくなったことで、日本の大手ハウスメーカーをはじめとした国内での買い占め競争が始まり、それに伴って国産材の値段もどんどん高騰し、品薄状態が続いてしまったのです。
■ウクライナ侵攻の影響
ウッドショックに合わせて、2022年2月から続くロシアのウクライナ侵攻も住宅業界に影響を及ぼしています。
キッチンなどで使用するステンレス系や、人感センサーなどの基板で使う部品など、金属系が手に入らなくなってしまったんですね。
この状況はしばらく続くと思いますが、メーカーなどは手に入らない商品をラインナップから外していますし、それぞれ代替え品を用意しているという点で混乱は以前より少なくなったといえるでしょう。
■家づくりはライフプランとタイミング
冒頭でも書きましたが、ウッドショックの余波はすぐには落ち着きません。
では今は家を立てない方がいいのでしょうか?
私たちとしては、
「ご家族のライフプランとタイミングによる」
と考えています。
家づくりをしていく上で、予算立てをしっかりやり、収支のバランスが取れていれば何も心配することはありません。
返済可能な金額なのかきちんとライフプランも見直した上で、納得してから家づくりを始めましょう。
そしてムクヤホームも、
「これまでと変わらず、お施主様に寄り添った家づくりをしていく」
ことが1番大切だと考えています。
もちろん全く影響がないというわけではないですし、今後も値上げを絶対しませんとは言い切れません。
しかし例え値上げしなければならない状況になったとしても、お施主様のご負担をできる限り少なくして、適正価格で丁寧な家づくりをお届けしたいと考えています!
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