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自然素材の魅力

そとん壁とは?おすすめの色や後悔しやすいポイントを解説

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家建たい子
家建たい子

そとん壁ってなんだろう?

そとん壁は、機能性や耐久性、デザイン性に優れた外壁材です。

粟津社長
粟津社長

しかし、そとん壁の導入を検討するのにあたり、どのような点に気をつけるべきかがわからないかもしれません。

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そとん壁はメンテナンスの手間がかからないメリットがある一方で、職人の手作業で作り上げられるため、工期が長いというデメリットもあります。

この記事では、そとん壁がおすすめの理由や導入後に後悔しないためのポイントを解説します。

そとん壁にしようか迷われている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

そとん壁とは

そとん壁は、シラス台地のシラスという自然素材を使った外壁です。

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シラスは、火山の噴火でマグマが急に冷やされて火砕流となったもので、鹿児島県から宮崎県にかけて堆積しています。

シラスの特徴は以下の3つです。

  • 調湿性に優れている
  • 匂いや有害な物質を吸着する
  • 断熱性が高い

シラスは非常に細かい微粒子で、主成分である珪酸(けいさん)が湿気を調整してくれます。また、無数の細かい空洞が、嫌な臭いや化学物質を吸着してれるため環境にも優しい素材です。

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そとん壁は、人にも環境にも優しく、サスティナブルな住宅にぴったりの建材だといえるでしょう。

そとん壁と相性が良い住宅とは

そとん壁は、サスティナブル住宅との相性が非常に良いです。

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サステナブル住宅とは、人や社会、地球に優しい住宅を指します。

理由は次のとおりです。

  • 100%天然素材で人体や地球環境に優しい
  • 優れた機能性で省エネ効果が高まる
  • 定期的な塗り替えが不要であり長持ちする
  • メンテナンスコストが抑えられるので家計に優しい

そとん壁自体が天然素材であり、以上の特徴を併せ持つことから、サスティナブルな住宅づくりに取り入れられる建材として注目されています。

そとん壁における4つの魅力

ここからは、そとん壁のさらなる魅力を4つ紹介します。

  • 防水性能と調湿性が高い
  • 断熱・保湿効果がある
  • メンテナンスの手間がかからない
  • デザイン性が高い

そとん壁を導入した場合にどのようなメリットがあるかを知りたい方は、参考にしてみてください。

防水性能が高い

そとん壁は、下塗り材と上塗り材の2層構造で、防水性能が非常に高いのが特徴です。

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下塗り材には細かいシラス粒子が使われており、水蒸気を通す一方で、雨水のように大きな粒子を通しません。

また、シラス外装材独自の「くの字現象」により、壁に浸み込んだ雨水は重力で上塗り材の表面に沿って流れます。

下塗り材に浸透することなく外へ排出される仕組みです。

引用:高千穂シラス株式会社

防水塗装する必要がなく、将来的に大がかりなメンテナンスも不要です。コストを抑えつつ、快適な住環境を保ちたいのであれば、そとん壁を選ぶと良いでしょう。

断熱・調湿効果がある

そとん壁は、多孔質のシラス粒子内部に空気を取り込み、断熱層を形成するのが特徴です。

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外気の温度が家の内部に伝わりにくくなり、夏は涼しく、冬は暖かい快適な環境を作り出します。

また、そとん壁には湿度に応じて湿気を吸収・放出する特性があります。シーズンごとの特徴や効果は以下のとおりです。

シーズン 特徴・効果
湿度の高い夏 吸湿して空気をさらっとする
湿度の低い冬 放湿して空気に潤いを与える

環境に合わせて調湿してくれるので、結露やカビを防ぎ、住み心地の良い空間を維持できるでしょう。

メンテナンスの手間がかからない

そとん壁は、無機質素材で作られており、汚れがつきにくく美しい外観を長く保てる外壁材です。

  • 静電気が起こりづらい
  • カビが繁殖しにくい
  • 紫外線や風雨に強い

清掃の頻度自体も少なく、汚れても水で洗い流すだけで済むため、メンテナンスは非常に簡単だといえるでしょう。

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日頃からメンテナンスの手間を減らしたい方は、そとん壁がおすすめです。

デザイン性が高い

そとん壁は、シラス特有の自然な風合いと質感が特徴で、人工素材では表現できないようなデザインを実現できます。

継ぎ目がなく滑らかな仕上がりは職人による手作業で仕上げられます。

最近はInstagramで、そとん壁の施工事例を発信しているハウスメーカーも多くあります。

ムクヤホームのInstagram

自然素材の美しさと実用性を兼ね備えたそとん壁は、多くの人に選ばれている人気の外壁材です。

そとん壁で後悔しやすい3つのポイント

ここまでそとん壁の魅力をお伝えしてきました。

しかし、そとん壁には知っておかないと後悔するポイントが3つあります。

  • 初期費用が高い
  • ひび割れが発生する可能性がある
  • 業者の技術によって仕上がりの質が左右される

それぞれくわしく解説します。

初期費用が高い

そとん壁は、他の外壁材に比べて初期費用が高い点がデメリットとして挙げられます。

外壁材の種類 価格 (1平方メートルあたり)
モルタル外壁 2,000〜8,000円
そとん壁 13,000円以上
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最安値のモルタル外壁と比べると、そとん壁の価格は6倍以上です。

天然素材を使っているため高価ですが、耐久性やメンテナンスの頻度が少ない点を考えると、長期的にはコスト削減が期待できます。

そとん壁は防水性や断熱性に優れ、住み心地が良くなる要素がたくさんあるため、初期費用の高さにも納得できるでしょう。

初期投資は大きいものの、長く使い続けることで価値が実感できる外壁材です。

ひび割れが発生する可能性がある

モルタルやそとん壁をはじめとした左官塗り仕上げの外壁は、地震や強風などによるひび割れの可能性があります。

ひび割れを起こす条件は以下のとおりです。

  • 強度が弱く、地震や強い風が吹くと揺れやすい建物である
  • 木造建築で、湿気によって木材が大きく伸びたり縮んだり、曲がったりすることがある
  • 地盤が柔らかく、地面が不均等に沈むことが起きやすい場所に建っている

ただし、適切に下地処理すれば、ひび割れするリスクは大幅に軽減されます。

表面がぽろぽろと剥がれることがあっても、単なる見た目の問題であり、性能には影響しません。

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ひび割れ(クラック)を起こす条件を理解し、しっかりと対策すれば、そとん壁の優れた特性を長期間にわたって活かせるでしょう。

業者の技術によって仕上がりの質が左右される

そとん壁の施工は、左官職人による手作業が多く含まれるため、仕上がりの質が職人の技術に左右されます。

熟練した職人がつくる外壁は、仕上がりが美しいだけでなく、長持ちするのも特徴です。

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そとん壁を施工する際は、経験や実績が豊富なプロに依頼しましょう。

ムクヤホームでは、経験豊富で知識をもったプロの職人が、あなたの家を丁寧に仕上げます。美しさと耐久性を兼ね備えた施工で、長く安心できる住まいを実現できるでしょう。

失敗せずにそとん壁を外壁にしたい方は、ぜひムクヤホームにご依頼ください。

そとん壁でおすすめのカラー3選

最後に、そとん壁でおすすめの色を3つ紹介します。

  • ベージュ
  • グレー

そとん壁は色によって、家全体の印象が大きく変わります。くわしく見ていきましょう。

白|シンプルに仕上がる

白色のそとん壁にすれば、シンプルで洗練された仕上がりを実現できます。

そとん壁の自然な質感を際立たせ、どのようなデザインにも馴染みやすいのが特徴といえるでしょう。シンプルにまとまりやすいので、上品かつかわいらしさを演出したい方におすすめです。

ベージュ|木材との組み合わせにも適している

ベージュは、ナチュラルで落ち着いた仕上がりを実現する色です。

木材との相性が良く、そとん壁の自然な質感を引き立てます。

暖かくやさしい雰囲気を演出できるため、木材との相性も抜群です。居心地の良い外観を求める方におすすめといえるでしょう。

グレー|スタイリッシュな雰囲気を演出できる

スタイリッシュな雰囲気を演出したいなら、グレーカラーを選びましょう。

黒系のタイルとの相性も良く、モダンで洗練された外観に仕上がります。シンプルながらもおしゃれな印象にしたい方にはおすすめのカラーです。

そとん壁の魅力をチェックして家づくりに取り入れよう

そとん壁は、シラスという火山から生まれた自然素材を使用しており、高い調湿性と断熱性で、季節を問わずに活躍してくれる外壁材です。

雨風にも強く、防水性能が高いため、長期間にわたって美しい外観を保ちながら、メンテナンスの手間も最小限に抑えられるでしょう。

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ムクヤホームでは、経験豊富な職人がそとん壁の特性を活かし、細部まで丁寧に施工することで、お客様の理想をかなえる家づくりをしています。

そとん壁が気になるものの、失敗したくない方はぜひムクヤホームの無料相談にお越しください。

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