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家づくりを始める前の悩み

無垢フローリングの種類や特徴、メンテナンスについてご紹介!

無垢フローリングの種類や特徴、メンテナンスについてご紹介!のイメージ

皆さんこんにちは!
ムクヤホームです♪

今回は無垢フローリングの種類や特徴、メンテナンスについてご紹介していきたいと思います。

なぜ日本の住宅には針葉樹のフローリングが向いているのか、無垢材のグレードが変わるポイントなどもご紹介していますので、是非最後までご覧ください♪

■針葉樹と広葉樹の木材の違い

針葉樹は針のように細く尖った葉を持つ樹木で、特徴は木材が柔らかいことが挙げられます。

杉や桧、松(パイン材)などの針葉樹がフローリングなどによく使われていますね。

そして針葉樹と比較して広葉樹という樹木があります。

オーク(ナラ)や栗、ウォールナットやチーク、アカシヤなどの広葉樹は、針葉樹に比べて固く傷がつきにくい木材だと言えます。

「傷つきにくいなら広葉樹のフローリングの方がいいんじゃないの?」

そんな風に考える方もいらっしゃるかと思いますが、日本では針葉樹の方がフローリングに適していると思います。

何故なら日本人は素足で生活しているからです。

固い木を使ってしまうと、生活の中で足や膝などに負担がかかってしまいます。

素足でコンクリートを歩いていると疲れるのと同じですね。

ですから日本人の生活様式に合わせると針葉樹の方が生活しやすいと言えるでしょう。

逆に海外ではオークやチーク、アカシヤなど固い木が使われることが多いです。

何故なら靴を履いて生活しているから。

靴のソールに木が負けちゃうと傷がついてしまうので、固い木を使っているんですね。

■無垢フローリングのグレード

無垢フローリングなどで使われる木材の中にもグレードが存在するのをご存知ですか?

樹種によるグレードはもちろんなのですが、その他にもお値段を決めるポイントがあるのです。

その1つが木材に見られるふし)による違いです。

節というのは、枝の根本部分が幹(みき)の中に残ったもので、木材を加工した際、枝がついていた部分に見られます。

木材にある茶色く丸い模様がそれですね。

ですから木の幹を使って作る木材には外側に節が存在する場合が多く、幹の真ん中に向かっていくにしたがって節が少なくなっていきます。

無垢フローリングではこの節が少ないほど高くなります

お肉で言うところの希少部位と同じですね(笑)

等級を大きく分けるとこんな感じになります。

① 無節(むふし、むじ)

節のない最上級の木材です。

非常に美しい見た目なので、人目に触れることが多い場所や高級感を出したい場合に使われます。

② 上小節(じょうこぶし)

無節の次に高級なのが上小節です。

節はありますが、直径10mmほどの小さなものなので、ほとんど目立ちません。

③ 小節(こぶし)

こちらは直径20mm程度の節がある木材です。

④ 節あり

潔い良い名前ですね(笑)

小節よりも大きな節が点在しているもので、等級的に最も低いものとして扱われますが、強度的には問題ないので構造材などにも使われますし、逆に節があった方が自然感が出ますので、デザインとして取り入れられることもあります。

■木材の厚みによっても変わってくる

もう1つ金額が変わってくるポイントは厚みです。

無垢フローリングの標準は15mmのことが多いですが、中には倍の30mmというものもあります。

厚みが増えるとなにがいいのかというと、無垢のフローリングは「多孔質」といって、木の中に空気のお部屋がたくさんあります。

そこに温かい空気や冷たい空気を送ってやると、フローリングの中で保温してくれるんですね。

ですから木材の厚みが増えることでより保温性が高くなるというわけです。

無垢のフローリングが「天然のエアコン」といわれる理由の1つですね。

逆に床暖房は強制的に床を温めるものです。

暖房機能を切ってしまうとすぐ冷めてしまう、アルミ製のお鍋のイメージですね。

その点無垢フローリングは、保温性の高い魔法瓶やタンブラーなどのイメージになるのではないでしょうか。

■無垢フローリングはメンテナンスが大変?

無垢フローリングはメンテナンスが大変じゃないの?
傷がつきやすいし、シミができやすいのでは?

そんな風に思われている方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん木材なので傷はつきますし、「無塗装状態」の場合はコーヒーや醤油などをこぼしてしまうと色が木材に浸透していきやすい面もありますが、無垢フローリング専門の自然素材塗料を使うことで、傷や色をつきにくくすることができます。

床の上にワックスをコーティングして水を弾くイメージですね。

しかし、普通のワックスを無垢材に使うのは良くありません。

空気の穴を閉じてしまうので、合板のフローリングと変わらなくなり、木材が呼吸できなくなるのです。

そこで自然素材系の塗料をつかうのですが、これを使うと木材にある空気の穴を塞がないように染み込んでいくと同時に、穴の表面状にも撥水効果をもたらすことができます。

また、合板や突き板は鈍器などを落として傷つけた場合、補修が非常に難しく、張り替えをしなければならない場合も多くありますが、無垢素材は傷がついたとしても、補修しやすいといえます。

削れたとしてもどこまでも木ですからね(笑)

そして、細かい傷も経年変化を味わいとして楽しむことができますよ。

■無垢フローリングは生活そのものがメンテナンス

ワックスは1年に1回や半年に1回程度塗り直すのを推奨するメーカーも多くあります。

しかしお部屋の物をどかせないとワックスがけは難しい部分も多いので、頻繁に塗り直すのはなかなか現実的ではないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん定期的にメンテナンスできるに越したことはありませんが、私たちはメンテナンスの1つとして「裸足で生活してください」とお施主様にアドバイスしています。

裸足で歩くことで人間の皮脂が天然のワックスになってコーティングしてくれるんですね。

無垢のフローリングは生活そのものがメンテナンスの1つだと言えます。

暮らしていく中で自分の肌に馴染んでいくので、あまり神経質になりすぎなくていいのではないでしょうか♪

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