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自然素材の魅力

そとん壁のここがスゴイ!_ 防水機能篇

そとん壁のここがスゴイ!_ 防水機能篇のイメージ

こんにちは
今回は100%自然素材の外壁材、「そとん壁」についてご紹介いたします。
ムクヤホームでは、多くのお客様がそとん壁を選ばれています。

でも「そとん壁って何??」という方もいらっしゃるかもしれません。
まずはそとん壁の特徴から、メリット・デメリットなどをご説明していきたいと思います。

そとん壁とは

そとん壁の原料は、鹿児島県や宮崎県に存在する「シラス台地」の「シラス」です。
シラスは、マグマが噴火と同時に冷やされて火砕流となり堆積したものです。火山灰とは全く異なります。

鹿児島県から宮崎県南部にかけて広がるシラス台地

・多孔質で(無数の穴が空いている)非常に細かい粒子
調湿性に優れている
・養分を持たない無機質。天然の「マグマセラミック」
腐食に強い / 耐熱・耐久性がある
・原子が不規則に並んだまま固体となった非晶質の占める割合が60~80%
消臭・分解・殺菌・イオン化

なんか色々スゴイぞ・・・という感じがしますね

メリット① 100%自然素材なのに完全防水

そとん壁の外壁は、下塗り材と上塗り材の2層構造になっています。
下塗り材には粒子の細かいシラスを原料としたものを使うことで、
水蒸気は通して、雨水の大きな粒子を通しません。上塗り材には粒子の荒いシラスを原料としたものを使い、雨が降っても水が引力で下に流れ落ちる構造になっています。隙間が細かい下塗り材にはほとんど浸み込むことがありません。

シラス外装材・断面イメージ図 出典:高千穂シラス株式会社

シラス壁の防水のメカニズム 出典:高千穂シラス株式会社

メリット② 優れた調湿性で家を守る

多孔質なシラスは、透湿性にとても優れています。表面の防水塗装が必要ないため、壁内部の湿気が壁表面から放出され、建物を湿気による結露やカビの被害から守ります。雨水は通さず、室内の湿気は逃がす画期的な外壁材です!

自然素材でありながら、防水塗装も必要ないなんて・・・これだけでもメリット大ですね。
そとん壁の魅了は他にもたくさんありますので、順次ご紹介していきたいと思います!
次回は、耐久性や気になるメンテナンスについてご紹介します。

そとん壁の建築事例を見る

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