こんにちは。
こんにちは!今日はセルロースファイバーのお話ですね!?
そうです。3回くらいに分けてわかりやすくお伝えしていこうと思ってます。
前回のお話、覚えてますか?
確か・・・「セルロースファイバーとは、天然繊維で出来た断熱材」ですよね!
その通り!
加えて、自然素材ならではの特徴についてもお話しました。
今回はまず、日本で一番使われている「グラスウール」と、セルロースファイバーがどう違うのかをお話します。
グラスウールとは、廃ガラスが主な原料で、
溶かした廃ガラスを遠心法で綿状にしたものです。
わぁ、なんだかふわふわしていて綿菓子みたい!
グラスウールの良いところは、とにかく安いところです。
素材そのものも廃ガラスを使っているので安いですし、輸送や施工も簡単なのでコストを抑えられます。
だから日本で一番使われている断熱材なのです。
でも、安ければいいっていうわけでもないじゃない・・・
実際、断熱性能はどうなんですか?
実は、数値上ではグラスウールとセルロースファイバーの断熱性能はほぼ同じ。
えぇっ!?
じゃぁ、グラスウールとほぼ同じ断熱性能で高価格のセルロースファイバーなんて、誰も使わないじゃないですか!!
そう。これがまさに、誰もが誤解する落とし穴なんです!
さて問題です。断熱材は、どうやって施工するでしょうか?
それはこう、やっぱり職人さんが上手にやってくれるんでしょう。
そうです。でももし、その職人さんが上手に出来なかったとしたら?
そそそそんなことがあるの!?
断熱材で重要なことの一つ。それは「施工の精度」です。
断熱材が持つ本来の断熱性能を活かすには、隙間なく、歪みなく、キレイに施工しなければなりません。
そして、グラスウールは現場で切断しながら施工するので、隙間なくピッチリ埋めることが非常に難しい断熱材なんです。
セルロースファイバーは、隙間が出来ないの?
セルロースファイバーは、細かい断熱材を壁の穴に詰め込んでいくため、グラスウールと比べると圧倒的に隙間なく施工することができます。
しかも、グラスウールは湿気に弱く、室内から出る大量の湿気を吸うと、重さでだんだん下に偏ってきてしまうことがありますが、
セルロースファイバーは高密度で施工される上、水をほとんど吸収しませんので、湿気を吸って壁の下に偏ってしまうこともほとんどありません。
つまり、グラスウールは、職人さんによって隙間ができやすいけれど、セルロースファイバーは隙間ができない。
グラスウールは湿気で下に偏ってしまうことがあるけれど、セルロースファイバーは下に偏ることがほとんどない。
・・・・・ハッ!わかりました!
同じ断熱性能でも、隙間があるかないかで感じる温度は全然違いますね!?
その通り!
ほぼ同じ断熱性能を持つグラスウールとセルロースファイバーですが、施工の精度によって実際の温度がかなり変わってきます。
隙間はピッチリ埋めてほしいですね!
しかも、断熱性能だけでなく、他にもセルロースファイバーならではのメリットがあるんですよ。
気になるけど、もうそろそろ帰らないと・・・。
また次回詳しくお話しましょうか。
はい!楽しみにしています。
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